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へぎや(hegi-ya)への想い

 

「へぎ板」・・・

厚さ数ミリまで薄く割られるその板は、現在、国内文化財の屋根材として利用されています。機械を使わない独自の手法によって生み出されるへぎ板は、規格化された工業製品とは違い、どれ一つとして同じものはありません。

実は、数十年前まで、「へぎ板」は多くの人にとって日常的に目にするものでした。というのも、当時は家の屋根は木の板(へぎ板)で葺くのが一般的で、どの家の屋根にもへぎ板がありました。

 

 

その後、技術が進み、また防災・防火の観点から屋根材は木から鉄(や瓦)に代わり現在に至っています。同時に「へぎ板」も私たちの暮らしから姿を消し、現在では国内文化財の屋根材として利用されています。

 

 

この「へぎ板」を、もっと皆さんに知っていただきたい。
私たちの暮らしの中にも、へぎ板を活かしてみたい。


そんな想いで新しいプロジェクト「へぎや」をスタートしました。

 


我が国では豊富な森林資源に支えられ、木材の加工技術も独自の発展を遂げてきました。それは世界的にみても大変貴重で高度な技術であり、「木を扱う匠」たちの技は未来に渡って継承されていくべき大切な財産です。

また、私たちは古より、常に森と関わり合いながら生活をしてきました。これからもそれは変わることはありません。


私たち職人が感じている「天然木のもつ独自の風合いや美しさ」を皆さんと共に感じていきたい。
森や木のことを一緒に考えていきたい。


それが「へぎや」の想いです。

へぎ板を通じて、伝統技法のこと、そして森のことを、多くの方と共有することができれば幸いです。

へぎ板をもっと身近に・・・  

 皆さんの手の届くところに。


へぎやへの想い

Concept

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