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へぎ板には大きな可能性がある…

山の辺建築設計事務所 宮坂直志氏の設計による

「山辺の家Ⅲ」の完成見学会に参加させて頂きました。

「カラマツのへぎ板ってできますか?」

「面白そうですね。やってみましょう!」

 当初、軽い気持ちで始めたチャレンジでしたが、本日の見学会で壁一面に施工された「カラマツへぎ板」を見て、感動!!

「カラマツ」と言えば、クセが多くて使いにくい木…そんなイメージ。

使うのはちょっとねえ…。どちらかというと嫌われもの。

それが、へぎ板にすることで、こんな優しい風合いになるんですね!(素敵です!)

現在、へぎ板は文化財の屋根工事に使われるのがほとんど。

伝統技術だとか伝統文化だとか…特別なものとして扱われがち…

でも、そもそも機械製材が誕生する前、木材加工の基本は割る事。

へぎ板だって自分の家の屋根に使ってたくらいだから、もっと身近にあったはず。

森にはまだまだ大きな可能性が眠っているはず。

そして彼らはその利用を静かに待っています。

「へぎや」を立ち上げた思いを少しづつでも形にしていかなければなりませんね。

今回のチャレンジに大きな理解を頂いた宮坂さん、

林友ハウス工業の竹腰常務。

ありがとうございました! (H.K)


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